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ライセンサーとライセンシーの違い
  • ライセンス

1分でわかるライセンサーとライセンシーの違い

ビジネスを行う上で、ラインセンサーやライセンシーという言葉を耳にしたことがあるという人は少なくないのではないでしょうか。両者は、一見すると似た言葉ですが、その意味するところは正反対です。意味を取り違えて使ってしまうと、思わぬトラブルになりかねないので、そのようなことにならないよう以下ではそれぞれについて説明していきます。

ライセンサーとは何か?

ライセンサーとは、英語のlicenserを日本語にしたものです。このlicenserというのは、「許諾」を意味するlicenseを行う当事者を指して用いられる用語であり、日本語では「許諾者」などと訳されます。あくまでも許諾をする側を指す言葉ですので、逆の意味だと勘違いしないようにしなければなりません。このライセンサーという単語が最もよく使われるのは、ソフトウェアなどの著作権の使用を許諾するための使用許諾契約(ライセンス契約)においてです。ライセンス契約においては、著作物の権利を有する側が、それを利用することを希望する側に対して、利用を許諾するという内容になっているわけですが、ここで権利者側を指してラインセンサーという言葉が使われるのです。

ラインセンサーになるためには、著作物を許諾できる権利を有していなければならないので、例えば、赤の他人が開発したソフトウェアの利用を、他人が勝手に許諾することはできません。もし無断で他人の著作物を利用許諾してしまうと、明確な権利侵害として訴えられてしまうおそれがあるので、くれぐれもそういった行為はしないようにしなければなりません。ただし、権利者から第三者に使わせる権利を認めてもらった場合には、それを踏まえて利用許諾を行うことが可能です。このように、他人から認めてもらって、第三者に著作物の利用を再許諾することをサブライセンスと呼びます。

なお、ライセンサーが登場するのは、著作物のライセンス契約に限られません。例えば、特許の実施許諾契約や、商標の利用許諾契約といった様々なライセンス契約において、権利を許諾する側を指してライセンサーという言葉が用いられるのです。そのため、種類を問わず権利を許諾する側がライセンサーと呼ばれるのだと覚えておくと良いでしょう。

ライセンシーとは何か?

ライセンサーと同じく、ライセンシーも、英語のlicenseeという単語をそのまま日本語にしたものです。ライセンサーが権利を許諾する側を意味するに対し、このライセンシーは権利の許諾を受ける側を意味します。ライセンサーとライセンシーはセットで使われることが多い単語ですので、両者の意味をしっかりと理解しておきましょう。

ライセンシーは、ライセンサーから著作物などの利用を認められた者を意味するわけですが、だからといって許諾された著作物を好き勝手に使えるというわけではありません。利用可能な範囲は、契約において両者の合意によって定められているはずなので、その範囲を逸脱して使ってしまった場合には、ライセンサーの権利を侵害してしまうのです。そのため、ライセンス契約を締結する場合には、ライセンシーは契約において認められている利用範囲が自分の希望する内容になっているかどうかをしっかりと確認するようにしなければなりません。また、契約で明記されていない場合であっても、著作権者の人格を損なうような使い方をしてしまうと、著作者人格権という権利の侵害になりかねないので、そういった点にも注意する必要があります。

なお、ライセンシーはライセンサーからライセンスを受けるにあたって、必ずしも対価を支払う必要はありません。ソフトウェアなどのように価値のあるものの利用を認めてもらう場合には、一定の対価を支払うというのが一般的ではあるものの、それはライセンス契約成立の条件ではないのです。法律上は、無償のライセンス契約も有効とされていますので、その点についても併せて覚えておくと良いでしょう。

ライセンサーとライセンシーの違いとは?

ここまで読まれてきた方は既に理解されているはずですが、ライセンサーとライセンシーの違いは、権利を許諾する側か権利の許諾を受ける側かという点にあります。両者は正反対の意味であるため、誤って用いてしまうと、無用の混乱を招く要因となるのですが、実際には似た言葉であることから契約を作成する際に混同して使われてしまう場合も少なくありません。

使い間違いをしないようにするためには、英語では、動詞に「er」を付けることでその動作を「する人」を指し、動詞に「ee」を付けることでその動作を「される人」を指すという点を頭に入れておくとよいでしょう。例えば、「雇う」という意味のemployにerを付ければ、雇用者(雇う人)を表すemployerになり、eeを付ければ、被用者(雇われる人)を表すemployeeになるといった具合です。他にも、訓練する人と訓練を受ける人を表すtrainerとtraineeや、インタビューをする人とインタビューを受ける人を表すinterviewerとintervieweeのように、このパターンで出来ている単語の組み合わせはいくつもありますので、この機にまとめて覚えておくと、英語力の向上にもつながり一石二鳥です。

導入例