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化粧品OEMにかかる製造コスト、OEM業者の選び方を解説

化粧品OEMという言葉をご存知でしょうか。化粧品OEMとは、依頼を受けた企業ブランドの化粧品を製造することを意味しています。化粧品をOEMで製造するのは、様々なメリットがありおすすめです。そこで今回は、化粧品をOEMで製造する場合のコストや化粧品OEM業者の選び方のポイントを紹介します。また、混同されがちな外注との違いも解説するので、合わせて参考にして下さい。

化粧品をOEMで製造するために必要なコスト

化粧品を作りたいけれど、技術や設備、資金などがなくて諦める企業は多くあります。特にフリーランスの方ならばなおさらです。しかし化粧品をOEMで製造すれば、それらの問題は全て解決します。化粧品OEM業者はすでに技術や設備を持ち合わせているため、自社に化粧品の知識がなくても問題ありません。また、設備投資などの初期費用が掛からずコストも抑えられます。小ロットに対応している業者が多い点も考慮すれば、化粧品をOEMで製造する場合のコスト面でのメリットは大きいのです。では、具体的にどのようなコストが掛かるのか、詳しく確認していきましょう。

バルク製造費

化粧品の中身(バルク)の製造には、主に原料費と人件費が必要となります。化粧品のバルクに使われる成分は様々で、中には非常に高価な成分もあるのです。他にも特許成分も高額になります。そのため場合によっては、原料費が高くなることは覚えておきましょう。

一般的なスキンケア商品だと、クリームの製造に一番コストが掛かり、その次に掛かるのは乳液となります。化粧水の成分は水が多いため、コストは比較的安くすむのです。また、新しい処方で一から化粧品を作るとなるとさらにコストが掛かります。特殊な製造方法を用いる場合もコストが高くなるでしょう。バルク製造費をなるべく抑えたいならば、化粧品OEM業者の既存の処方に一手間加えたような製品にするのがおすすめです。

試作費

化粧品のバルクを完成させるためには、基本的に何回か試作を重ねていきます。回数や量が増えれば、試作費用もその分高くなるのです。中には試作が無料の業者もあります。

資材費

化粧品の製造過程では、容器や箱、ラベルなどの資材にもコストが必要となるのです。容器には口紅など構造が複雑なものや部品が多いものなどもあり、そのようなものは比較的コストが高くなります。材質はプラスチックよりもガラスの方が高価です。箱はあった方が高級感が出ますが、その分コストが掛かります。

箱の最小ロット数が化粧品自体の最小ロット数よりも多い場合もあり、そうなれば箱だけ在庫を抱えることにもなりかねません。小ロットの製造を考えているならば、箱なしもしくはシュリンクなどで対応する方が良いでしょう。ラベル費用は、製品情報を容器自体に印刷しない場合に必要となります。容器に印刷するのは最小ロット数の多いケースが多く、小ロットの製造を希望する場合はラベルを使用することになるでしょう。

充填費や包装費

容器にバルクを詰める作業は、機械に対応していない場合手作業になるため、人件費が掛かります。包装作業も手作業で対応しなければならない可能性が高く、こちらも人件費が必要です。

以上のようなコストが化粧品をOEMで製造するために必要となります。ではここで参考までに、化粧水を製造するのに具体的にどのくらいのコストが掛かるのか見ていきましょう。100本作る場合1本あたりのバルク費用が500円、容器代はプラスチックならば160円です。箱代は160円で、製品情報を印刷ではなくラベルで対応した場合、その費用が1枚100円掛かります。

合計すると1本920円となり、100本ならば92,000円です。1,000本製造するとなれば単価が600円ほどとなり、合計は約600,000円となります。その他にも美容液は100本製造するのに約100,000円掛かり、1,000本ならば約650,000円掛かるのです。もちろん試作費や人件費など業者によって異なる費用も多いため、これらの金額はあくまでも参考程度に留めておいて下さい。

化粧品OEMと外注の違いとは?

化粧品OEMと外注の違いが気になる方のために、ここで一度解説しておきます。化粧品OEMは冒頭でもお伝えしたように、他社ブランドの化粧品を製造することです。つまり化粧品OEM会社に依頼すると、化粧品の開発から製造まで全ての工程を委託することになります。一方外注は自社で生産するのが前提としてあり、一部のラインだけ他の製造会社に委託するのです。すでに説明しましたが、化粧品OEMは技術や設備が必要なく、コストも抑えられるのがメリットと言えます。外注の場合は不得意なラインだけ外部に任せるため、自社が保有している設備や技術を活かしながら、ある程度コストも抑えられるのがメリットでしょう。

化粧品OEM業者の選び方のポイント

化粧品をOEMで製造するのを成功させるためには業者選びも重要となるので、ここからは業者の選び方のポイントを紹介していきます。

得意分野を確認する

化粧品には様々な種類があり、全てを得意としている化粧品OEM業者はなかなかありません。公式ホームページなどで、どの製品を大きく打ち出しているのか、過去の実績はどうなっているのかなどを確認してみましょう。

技術や原料があるのか確認する

化粧品の製造には、特殊な技術や原料が必要となる場合も多くあります。自分が作りたい化粧品の技術や原料を持ち合わせていない業者を選んでしまうと、思った通りの製品に仕上げることは困難です。事前に公式ホームページで確認したり、電話で問い合わせたりしておきましょう。実際に依頼を検討している業者の製品を手に取り、ラベルなどの成分情報を確認することで分かる部分もあります。

対応ロット数を確認する

特に少数の製造を希望している場合、最小ロット数を確認するようにして下さい。公式ホームページには500本からと記載されていても、それ以下から対応してくれる柔軟な業者もあります。気になる場合は電話で問い合わせた方が確実でしょう。その際は、費用の面を確認するのも忘れないで下さい。小ロットになるほど単価は高くなるので、数とコストのバランスをよく考えるようにしましょう。

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